ドライブ日記 1999年 | 極寒の 網走編 |
平成11年2月13日(土曜日) はれのちくもり |
北海道に住みながら、初めての流氷体験! |
短大の頃、旅行で網走に行こうかという話がでたが、やめてしまった寒がりの私・・・ 今度こそ、意を結して極寒の地「網走」へ! |
1日目 |
危険な冬道!でも快晴でら〜くらく。 | |
北海道人でもやはり冬のドライブは危険だ。誰でも1度や2度は危ない目にあっているはずだ。でもこの日はラッキーなことに太陽にめぐまれ、天気も良好!雪も降らず快適なドライブとなった。 もちろん、いつものごとく助手席を占拠している私が、こんなことを言っても全然説得力がないですねぇ・・・。 |
冬でも暖かい硫黄山 北海道に住む人間なら誰もが1度くらいは行ったことがあるのでは?といえるくらい人気の観光地「硫黄山」。私自身は4〜5回来ているだろうか・・・?しかしながら冬に訪れるのは初めての事。観光シーズンには多くの観光客で賑わうここも、冬は5〜6台の車がいるだけで駐車料金も取られない。 車を降りて、いつものように煙がもくもくたちこめる方向へ歩き出した。この日、日中の気温はマイナス10度くらいだったろうか・・・。かなり風は強く、顔に冷たく吹きつけていた。でも気がつけば雪もほとんど積もってはいない。硫黄山の地面からは温もりが感じられ、煙はとても暖かい。この暖かさのおかげで雪が積もらないようだ。そういえば北海道の観光地はほとんどといっていいほど、冬期間は閉鎖しているのに、ここはやっている。(涌き出る煙で作った名物ゆでたまごも夏と同様に売っていたので、買って食べました。)
白鳥を見に行こう!! | |
白鳥が越冬してるという屈斜路湖畔へ。湖畔にはいくつかの白鳥の群れと、何箇所かのたまり場があり、時間帯によってどこにいるかマチマチなようだ。一番たくさんいそうな「砂湯」で白鳥達に食べさせてあげようと作ったパンを持って行く。天気はいいが、かなり寒い・・・体を刺すような冷たい風が吹く中、白鳥達は元気に近寄ってきて、パンを催促する。警戒心の強いのや、手渡しでも平気で食べるいやしんぼの白鳥もいて、性格も千差万別。ほんとはゆっくりしたかったけど身震いがとまらないほど寒いので、手持ちのパンがなくなると、そそくさと車に乗り込んだ。 |
ダイヤモンドダスト in 川湯 | |
川湯温泉街の冬の名物「ダイヤモンドダストIN川湯」を見に会場へ足を運ぶ。ダイヤモンドダストを人工的に再現させるこのイベント・・・。とても幻想的で、キラキラ光るダイヤモンドダストは作り物とはいえ、多くの観客を魅了していたに違いない。でも、夜の外はかなり寒く、すっかり体が冷えたので川湯温泉であたたまる。ここは乳白色の硫黄泉だ。ん〜。あったかくて気持ちいい〜!。 |
2日目 |
流氷の前にまたまた白鳥・・・ | |
今日は天気が良く、なかなかの流氷びよりになりそうだ・・・と思って外へ出ると「何がどうして!」すごく寒い!北海道で俗に言う「しばれた」っていう感じ・・・。車のボディーや窓も霜がついて、まっしろけ!20分程アイドリング(車を暖める事)して網走に向けて出発!途中、JR北浜駅と北浜白鳥公園に寄る。この公園は観光バスも来ており、かなりの観光客が訪れていた。 | |
北浜白鳥公園のページへGO! |
はじめての流氷観光 | |
いよいよ船へ乗船!でもすごい人数が並んでおり、乗るまでにもひと苦労した。中は暖房も入りそこそこ暖かいが、意味がないので外へ出る。このへんの流氷は細かく砕かれた氷のようで、例えるなら「少し大きなシャーベット」という感じ。 | |
流氷観光砕氷船「おーろら」の紹介ページへGO! |
いろんな形の流氷出現!そしてアザラシの姿も・・・ | |
沖へ進むにつれて、流氷もさまざまな形のものが現われる。ハスの葉の形をしたもの・・・そしてやがてよくTVなどで見られるような大きな塊となる。ギシギシとぶつかりあう流氷のこすれる音はなかなかの迫力!そして大きな大きな流氷を船はガリガリと切わけてゆっくり進んでいく。 途中「左手にゴマフアザラシが・・・」と案内され、見ると、アザラシは船に気づいて、そそくさと海にもぐってしまった。「今度は右前方にオオワシが2羽・・・」こちらはかなり遠く、何となく何かがいるというのはわかるが、よく見えない・・・と親切な隣の方が双眼鏡を貸して頂き、はっきりと見える立派なオオワシの姿に感動!はじめての流氷観光砕氷船体験はなかなか見所もあり、60分の船旅は思いのほか満足できるものになった。これは寒いのさえガマンできれば絶対オススメできる! |
★ 感 想 ★ |
流氷観光砕氷船にはじめて乗りました。ガリガリとかきわけ沖に進むにつれて、大きくそして形も変わっていく流氷は見ごたえがあります!野生のオオワシやゴマフアザラシにも遭遇し、気分は上々!でもやはり寒かったので、その後飲んだコーヒーがまた格別でした・・・。 |