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DIARY ドライブ日記 PENCIL NO.4 釧路湿原編

平成11年8月12日(金曜日) くもり のち あめ

どこまでも続く大パノラマ 釧路湿原!
コッタロ湿原展望台より
今日はお盆休みを利用し、1泊2日の道東ドライブ旅行。釧路・阿寒方面へ。
トータル約900kmの走行となった。


1日目

松山千春の家を探せ!
千春の家 足寄町にさしかかった頃、突如「千春の家→」なる案内板を発見!いかにも昔はやったようなイラストでロン毛の千春が描かれている。通り掛かりなので、ちょっと寄ってみることにした。「千春の家」の案内板に導かれ、着いたのは住宅街のどまんなか。例のイラスト看板が目印となり、すぐにそれとわかった。住宅には誰かが住んでいる様子で灯りがともり、表札は「松山千春」「松山千春事務所」の2つがかかっていた。


なんともいえない青さ!神の子池!
出発したのが昼頃だったので、道東方面を走る頃はもう夕方になっていた。去年北海道の道の駅を全部制覇し、ついでに有名な観光地はほとんどといっていいほど行き尽くしている…。どうしようかと地図を見てみる。隅っこに小さく書いてある「神の子池」という場所を発見!そういえば、名水の涌き出る場所だったような・・・ちょっと期待しながら、そこへ行ってみることにした。
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裏摩周展望台から少し行くと「神の子池」という小さな看板を見つけ、車を進めると道は案の定、砂利道だった。主要道路はかなり整備されてきたとはいえ、北海道にはまだまだこういう道が多いのだ。洗車したばかりの車が白いホコリをかぶるのを悲しく感じながら、さらに行くと、横に「名水…」という文字が・・・。やはり水が沸いているのか!?期待と不安で車を降りると左の案内板があった。
神の子池
神の子池 案内板
池の水は、今までに一度も見たことがないような、深〜い青、真透明な色で、底が見えそうなくらい澄んでいた。実はこの池、透明度日本一を誇る摩周湖の水が地下を通って湧出しているのだ。納得!どうやら、ここの水は飲めないようだ。ちょっとガッカリ・・・。しかも、せっかく撮影した池の写真も暗くて失敗に終わってしまった。残念!!来ていたのは私達を含め4人だけの、けっして有名とはいえない神の子池だが、あのは水の色は一見の価値があったかも!
これ↓が神の子池だっ!!
神の子池 神の子池

緑の大地、中標津町の養老牛温泉へ。
くるま! 今日は、中標津町の養老牛温泉、木がふんだんにあしらわれたおしゃれな雰囲気の「ホテル大一」へ入浴。お盆ということで宿泊客はびっちり来ていたようだが、ちょうど夕食時に行ったので、お風呂はすいていた。
緑あふれる露天風呂・・・
養老牛温泉 露天風呂は「モシベツ川」のほとりにあり、男女別大浴場の奥に各1つずつ、さらにその下方に混浴がある。混浴風呂には殿方しかおらず、私は入浴しなかったが、すぐ向こうに川があるようで、せせらぎが心地よく聞えるようだ。泉質は塩化物泉、夏だからだろうか、温度は低め。あいにくあたりは暗く、景色を十分に満喫できなかったが、きっと緑の広がる素晴らしい眺めだったに違いない。



2日目
釧路市民の台所、和商市場で朝食
新鮮な魚介類がいっぱい! さて、朝食をどうしようかと考えたあげく、釧路市の和商市場へ行ってみることにした。朝8時だというのに、すごい人で観光客はもちろん、ミツバチ族(※バイクで北海道をめぐる人たち)で賑わっていた。市場にはカニ・イクラ・エビなどの新鮮な海の幸がズラリ・・・。内陸の旭川に住む私たちにとって、うらやましい限りだ。すでに器を持って、食材を吟味している人達に見習い、お惣菜やさんで150円と200円のライス(大きさによって値段は違う)を購入。中トロ・イクラ・タコ・ホタテ・サーモンetcをトッピングしてもらい、2人合わせて1,778円也!お米はイマイチだったが、ネタはやはり、イキイキとして、おいしかった。今度はおいしいお米持参で行ってみようかな・・・



古めかしい、岩保木水門へ
細い道を進んでいくと「岩保木水門」がありました。昔はこのへんの水脈だったということですが,今となっては古めかしいただの水門…。釧路南西沖地震のときには、このへんもかなりの被害にあわれたそうで、このときのことを教訓に、近々リニューアルされるとのこと。ここは観光地としてあまり有名ではないようで、車が2台とバイク1台しか来ていませんでした。(レトロな雰囲気がいいのか、そばに寝転がり、読書しているライダーがいました。) 岩保木水門



釧路湿原 展望台めぐり
細岡展望台より・・・ 水門から国道に戻らなくても行けそうだったので、裏道を通って細岡展望台を目指す。ところが道は細くかなりの悪道で案内表示もない!ひょっとして、通じてないのか?と不安がよぎるが、戻るに戻れず突き進むと、対向車がやってきてひとあんしん。やっとのことで展望台に到着すると、すごい人で驚いた。ここはかなりの名所だったのだ。やはりみんな国道側から来たようだ・・・。展望台からみる釧路湿原の眺めは最高!豊かな釧路湿原が延々と広がっている。晴れていると摩周岳や阿寒の山々も見えるという。次に行ったコッタロ湿原展望台。こちらは長い長い階段そして上り坂があり、けっこうきつかった。

釧路湿原



野生のタンチョウ鶴とのうれしい遭遇
湿原めぐりのあと、どこへ行こうかと車を走らせていると、何やら白色と黒色のものが視界に入ってきました。よ〜く目をこらすと、なんと、野生のタンチョウ鶴!車をとめて、しばし鶴を観察。どうやら、つがいのようで、仲むつまじく休息している様子。少し遠かったのですが、車を降りて写真を撮ったりしていると、走行中の車も私達が見ている先に「タンチョウ」を見つけて次々と停車。車が5.6台ほどになったところで、飛んでいってしまいました!残念!
偶然発見したつがいのタンチョウ!
つがいのタンチョウ発見!!

1羽が飛び立つと・・・
飛ぶ鶴

後を追うように飛んでしまった
つがい


オマケ!更なる偶然!次に遭遇したのは何と!?
パンダ! 道の駅「阿寒」にてしばしの休息をとり、出発してまもなく、何気なく対向車を見ると、旭川ナンバーでした。ナンバーをよ〜く見ると、あれれ!?見覚えがある番号ではないか!すぐにUターンし、再び道の駅へ。案の定、そこで休憩していた姪っ子ファミリーの姿が!「北海道も広いようで、せまいねえ・・・」なんて驚いたのです!ちなみにお互い阿寒方面に来ている事は全く知らなかったのです!ホントすごい偶然ですよねぇ〜。


もっと間近に
タンチョウ鶴が見たい

丹頂鶴自然公園
きょとんした鶴 野生のいぶき。タンチョウヅル!
運良く、野生のタンチョウに遭遇しましたが、もっとそばで見てみたい要求にかられ、丹頂鶴自然公園へ行きました。もともと絶滅の危機にあったタンチョウ鶴を保護増殖する目的で昭和33年たった5羽からの開園だったとの事。今では、19羽ものタンチョウが放牧されているそうですが、毛繕いしているのものや寝ているものなど、いろいろで、かわいかったです。でも観光客が大勢やってきており、あまりじっくりと見ることはできませんでした。もうちょっと静かに、ゆっくり見たかったです・・
入場料
一般(高校生以上) 300円
小・中学生 100円



★ 感 想 ★
今回のドライブではなんといっても野生のタンチョウ鶴に遭えたことが一番の感動でした!見つけたときの喜びはきっと一生忘れられないことでしょう!今度は冬に行って、もっとたくさんのタンチョウがみたいな!

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